2015-01-01から1年間の記事一覧

11月22日 心の自然

朝日新聞1面の鷲田清一さんのコラムで引用されていた、べてるの家のソーシャルワーカー、向井地さんの言葉が心に響いた。心の弱い人は、嘘をついてまで人を蹴落とすとか、自分を大きく見せようとふるまうと、病気のスイッチが入る。心の弱い人は、「人の心の…

10月25日 遠くて、親しい関係

昨日、静岡からいとこの雅子ちゃんが遊びにきて、姉と3人でいとこ会をした。この8月に、今会わなかったからもう会うこともないかも、と、今は教室で教えたりしながら、水彩画を描いているおじさんの個展を観に、静岡に行って再会したのがきっかけだ。実家暮…

9月23日 正直で、真面目

松浦弥太郎さんのトークを聴きに、代官山TSUTAYAに行ってきた。最近まで知らなかったが、松浦さん、この4月に「暮らしの手帖」をやめて、なんと、クックパッドに移っていたのだ。6、7年前だろうか、安田邸で往来堂企画のトークを聴いて以来の、松浦ファンだ。…

8月4日 ここはだれの場所?

東京都現代美術館の会田一家の騒動は、展示続行ということで落ち着いたようだ。先週の木曜日、町人のマスターと、「撤去される前に観とかなくちゃ」なんて話をしてたのに。今日の「JAM THE WORLD」で、事情通が、担当キュレーターと、上司である館長との確執…

8月2日 静岡へ、懐かしい人に会いに

おとといの金曜日、有給をとって、せいじ叔父さんの絵の個展をみに、日帰りで静岡に行ってきた。母の次兄である、叔父と会うのは、人生で3回目、30年ぶり。今会わなかったら、もう一生会うこともないかと思い、わざわざ新幹線に乗って会いに行ったのだ。会う…

7月28日 町を作るもの

石巻の一箱古本市から昨日帰ってきて、今日は有給をとって、部屋で一日中本を読みながらごろごろしていた。けっこう暑くて、体力消耗したみたいだ。4度目の石巻。もうすっかり、夏の年中行事。年に一度行くだけなのに、石巻の人たちはちゃんと覚えてくれてい…

7月20日 人生の断捨離

ついにパイプベッドを粗大ゴミに出した。ベッドの下の畳はいつもホコリをかぶっていたから、何度水拭きしても、白っぽさがとれない。風にあて、その上で暮らしを営めば、少しは生きかえってくるかな。しばらく、畳の上にじかに布団を敷く生活。夏にはこれも…

7月14日 ふるえる

ここ最近、Twitterから遠ざかっていて、情報はラジオと朝日新聞だったせいか、すっかり偏っていた。ふるえるデモ、とか、シールズのこと、今日まで知らなかったのだ。私としたことが!学生が安保法案改正に反対して、デモをしたりして頑張っているらしいとい…

7月11日 気分も晴れ

昨夜は町人で久しぶりにおじさんと飲んだ。すっかり常連の親分格のおじさんは、ほかの若い常連さんをたくさん紹介してくれて、深夜まで楽しく飲んだ。マスターやおじさんの人柄か、3代目町人はすっかり客筋のいい店になっていた。「結婚してる?人妻感漂って…

7月4日 捨てる私

ときどき無性に断捨離したくなる。なんか捨てるものないかなーと、部屋じゅうを見まわしてみる。心がとっ散らかってるからか、ここのとこずっとそんな気分に。で、見つけました。捨てるもの。かなりの大物。それは、ベッド。大学3年でそれまで暮らしてた学生…

7月4日 心身を整える

昨夜は湯島の道でIさんと飲んだ。湯島で会うのは久しぶり。カウンターに座ると、マスターが中村一義とかはっぴぃえんどをかけてくれた。松本隆と大瀧詠一の話をすると、「2人は仲悪かったんだよ」。多くの作品を残したから、仲良いだろうというのは、一面的…

7月2日 水中メガネ

松本隆トリビュートアルバムに入っている、草野マサムネが歌う「水中メガネ」がツボにハマり、リピートしてこればかり聴いている。いかにもスピッツな曲調で、前に聴いたことあるような、デジャブ感があるのに、歌詞は初めてふれた気がする。甘くて切ないの…

6月29日 不自由さに気づく

昨日の日曜日、いきつけの美容院にカットの予約を入れていた。土曜日に見た夏帆の前髪パッツンショートカットがあまりにチャーミングだったので、「どうしますか?」と聞かれ、「夏帆でおねがいします」とオーダー。商売上手で人間ができてる店長は、表情を…

6月28日 世の中の勉強

具体的には書かないけど、この1ケ月間ずっと心にひっかかっていたことが、「なーんだ、こんなオチ?」という結果に。ショックというより、自分のものの見方の甘さに、落ち込んでいる。32、3の頃、好きだった人にしみじみと言われたことを思い出す。「イクコ…

6月27日 居場所というもの

早稲田大学の正門前の高田牧舎でサトコさんと待ち合わせ。サトコさんの友達、イケガミさんも加わって、3人で早稲田の是枝監督の講義に潜り込んだ。まずは、20分ほどの「海街diary」のメイキング映像を視聴。映画の冒頭、父の葬儀に出席するため訪れた山形の…

6月21日 海街diary

昨日、ジュンコと「海街diary」を観た。「何かあったの?」とジュンコに言われるぐらい、最初から泣きっぱなしだった。でも、感動というのではない。父性のない、優しい世界に、ただただ甘えるような、そんな涙だった。映画に「父」は登場しなかった。登場す…

6月14日 清澄白河さんぽ

ヘナカラーのために清澄白河へ。13時の予約だったので、せっかく日曜日、今話題の清澄白河に行くのだから、なんか美味しいもの食べようかなと、ちょうど少し前に手に入れていた、清澄白河にある雑貨屋さんが発行した、地図つきのフリーペーパーでお店を探し…

6月13日 冷麺が恋しくて

今週は、仕事が忙しかったり(たんに雑務で)、部長に怒られたりして(私としては理不尽なことで)、辞めたいモードに。あーあ、いつまでこんなことしてるんだろう。銀行員しながら、自分らしく生きる、なんてぜったいムリ。今は割り切るしかないけど、残り…

6月8日 ちょっとした気づき

会社帰り、肉を買おうと、コシヅカハムによると、Fさんを見かけた。自意識過剰な私は、一瞬、気づかないふりをしようかなと思ったけど、ちょっと聞きたいこともあったので、「この間はどうも」と声をかけた。Fさんは、ちょっと照れたように、でも、丁寧な柔…

6月7日 心に不安がある夜は

よしもとばなな『鳥たち』読了。あまりに繊細で複雑な、至高の世界なので、おばさんになって図太くなった今の私の心に、言葉は沁みてこなかった。が、女の意地悪に対処する方法、とか、 才能についての考察、とか、今の日本でどんな風な心もちで生きていった…

6月6日 一箱本送り隊と私

木曜の夜、根津の海上海で、7月の石巻の一箱古本市にむけて、関係者の顔合わせ会があった。送り隊のメンバーはもちろん、今回企画イベントをやる、羽鳥書店の羽鳥さん、荒物屋松野屋の松野社長、イラストレーターのはとちゃんや、不忍ブックストリートのメン…

6月4日 サヨナラ、ケミカルCOLOR

今朝、鏡を見て、髪の密度があきらかに薄くなっていることに気づいて、がく然とした。このままでは、確実に薄毛の人になってしまう。母みたいに。月に1度のカラーが、髪と地肌に大きな負担をかけていることに間違いはない。ときどき沁みて痛いほどの染料が、…

6月3日 よのなかを変える

昨夜は、友人のconさんの『よのなかを変える技術 14歳からのソーシャルデザイン』の出版記念トークイベントに行った。歌舞伎町の新宿ロフトプラスワン。高層の複合施設ができて、歩いている人も、街の雰囲気も渋谷みたいになっていた。女1人で歩くのはちょっ…

6月1日 今日からはじめた新しい二つのこと

月も変わったということで、気分も新たに、二つのことを始めた。その一、朝、ドライヤーを使わないことにした数年前から抜け毛が気になり始めた。30代中頃まで、髪が厚いのが悩みで、いかにボリュームを抑えるかが最大の関心事だったのに。毎朝、半身浴をし…

5月31日 民主主義の話をしようぜ

とくに予定もなくて、暑かったので、今年初めてエアコンを入れて、買い物以外は外に出ないで、読書してすごした。読んだのは、ラジオで小田嶋隆さんが強く勧めていた、高橋源一郎『ぼくらの民主主義なんだぜ』。「文章の勉強にもなる」 という一言で、購入を…

5月28日 一年でいちばん憂鬱な夜

2週間休暇が終わって、明日から出社。ここ数年前は休暇を木曜までにしている。そうすれば、金曜1日出れば、すぐ週末だから。休暇最後の日をどんなふうに過ごそうと考え、ちょっと話題になってた、渋谷の森の図書室に行くことにした。14時頃到着すると、ビル…

旅日記 三陸への旅 その2

宮古に1泊して、20日朝ふたたび三鉄に乗り、田老で下車。駅で待っていたのは、意外にも、30代半ばの可愛らしい女性だった。ガイドの平山さんは、ここ最近は、修学旅行生のガイドで忙しかったそうだ。「学ぶ防災」というタイトルのつけられた語り部ツアーは、…

旅日記 三陸への旅 その1

19日と20日は、母と列車を乗り継いで宮古へ1泊旅行に行ってきた。一昨年は大槌、去年は陸前高田、年に1回は三陸へ旅行に行くことにしている。今年は、前線開通した三陸鉄道北リアス線に乗って久慈まで行くのと、田老で津波の語り部に話を聴くのが旅の目的。…

5月26日 おばさんになるのも悪くない

昨夜は飲みすぎた。いや、青山スパイラルで「ミナカケル」展を観たあとよった、エスパではたいして飲んでない。団子坂にもどったあと、無意識にコンビニによって、ビールとじゃがりこたらこバターを買って、家でもまた飲んでしまったのが余計だった。「murmu…

5月25日 a good day to a perfect life

昨夜、台北から戻ってきた。チャイナエアラインの出発が1時間遅れて、団子坂についたのは、11時をすぎていた。 台北は梅雨に入っていて、ずっと傘が手放せなかった。軽くて、速乾性のある、登山用の折り畳み傘が大活躍だった。ただ、軽さを追求しているせい…