6月3日 よのなかを変える

昨夜は、友人のconさんの『よのなかを変える技術 14歳からのソーシャルデザイン』の出版記念トークイベントに行った。歌舞伎町の新宿ロフトプラスワン。高層の複合施設ができて、歩いている人も、街の雰囲気も渋谷みたいになっていた。女1人で歩くのはちょっと怖いような雰囲気も、あれはあれで、この街の文化だったのに。

トークは、conさんが取材した社会起業家を6、7人招いて、自分のやっている活動をスライドを使いながら、順にプレゼントするというかたちで行われた。慶大生がやっている、TO2BAGという、バングラデシュでトートバッグを作り、日本で売るプロジェクトに対する、今後の展開についてのconさんのコメントは的確だったと思うし、日本財団社会起業家を支援する担当者の「情報発信が重要」 という発言は勉強になったし、子育てを社会でシェアしようと、活動を急速に広げている、AsMama代表の甲田さんは、さすがの貫禄だった。関心の高いお客さんが多くて、質問も活発だった。

が、3人のプレゼンを聞いた時点で、店を出た。疲れてしまったのだ。特定の団体の利益ではなくて、社会問題を解決することをめざした企業活動で、ちゃんと収益も上げるって、ホントにカッコいいなあと思うのだけど、私とは志向が違う、とはっきりと感じたのだ。私が精神的にタフではなくて、多くの人とコミュニケーションとるのが苦手、ということが大きいと思うのだけど、もっと個人的なかたちでやっていきたいと思ったのだ。

よのなかを変える!というロックな気持ちは見習いたいけどね。