11月22日 心の自然

朝日新聞1面の鷲田清一さんのコラムで引用されていた、べてるの家ソーシャルワーカー、向井地さんの言葉が心に響いた。

心の弱い人は、嘘をついてまで人を蹴落とすとか、自分を大きく見せようとふるまうと、病気のスイッチが入る。心の弱い人は、「人の心の自然」を見せてくれる。

半分は自分の責任があるのに、自分の落度はなかったかのようにふるまうのが上手な人、自分の勘違いに気づいたくせに認めず、途中から真逆のことを言い出す人、ベテランが言った言葉を、そのまま別の人の前でもっともらしく使い、仕事できるぶる人。

うちの会社にはこんな人がふつうにいっぱいいる。分かる人とは私も陰口を言ったりするけど、一緒に仕事をしてない人は案外いい人と思っていたりして、面白くない。そういう人たちって、また上手いからね。

でも、そういう人たちって、人として自然じゃないのかも。病まないのは、少し強いだけで、人として幸福ではけっしてないのだ。そんな人たちの存在に、いちいち影響されてしまうのはバカげたことだ。