7月2日 水中メガネ

松本隆トリビュートアルバムに入っている、草野マサムネが歌う「水中メガネ」がツボにハマり、リピートしてこればかり聴いている。いかにもスピッツな曲調で、前に聴いたことあるような、デジャブ感があるのに、歌詞は初めてふれた気がする。甘くて切ないのに、ちょっとシュールな世界。ロマンチックな自主製作の短編映画を観ているような気分になる。ドラムの重低音が甘さを抑えるのに効いてる。

ずいぶん待って、図書館から借りた、是枝監督の『歩くような速さで』を読んでいる。文章が上手すぎなくて(失礼!)、すごくいい。子供時代のこと、家族のこと、海外の映画祭でのこと、映画俳優たちとの交流、映画製作のこと、日々の暮らしでのこと。監督の背景を知って、作品の理解がちょっと深まった気がする。くりかえし読むために、買って手元に置こうかな。見逃していた「ワンダフルライフ」は必見だな。

なでしこ勝ったんだね。日本はどうせ負けるって思ってた。自信なくしてたかも、日本人であることに。