4月9日 プチ失恋

久しぶりの日記だ。まったくもって気が向かなかったのだ。書く気になったのは、小さな失恋をしたから。傷つくことがあると、書きたくなるらしい。その人はちょっと年下で、住む世界がだいぶ違う人。そんなこと分かり切っていたけど、今ほかに好きな人もいな…

2月28日 男運と私

昨日10時前に布団に入ったせいか、6時に起きられた。天気もいいし、シーツを洗濯して、ベランダに干して、散歩に出た。いつもより早いので、人も少なくて、心なしか空気も澄んでいる。もう少し暖かくなったら、もっと早く出かけてみよう。金曜日、会社帰りに…

1月31日 心がつかれている夜は

昨日は情報量が多い一日だった。初対面の、濃い人が多く集まる場で、所在なさを感じつつ、6時間ほどすごしたのだ。気づかってくれる人ももちろんいたので、笑顔を作りつつ、でも、いちばん気づかってほしかった人は、何にも感じてないのか、マイペース。それ…

1月26日 聴くことの力

今夜は気分がいい。人に話を聴いてもらえたから。じっくり耳を傾けて。 聴いてもらえるだけで、こんなに元気になれるんだって、久しぶりに思い出した。聴いてくれた相手は、うちの会社の人事部長。ほとんど接点がなかったし、とくにいい評判を聞いたわけでも…

1月25日 消費に頼らない豊かさ

今年の具体的な目標は、生活のダウンサイジング。リストラがいつ自分の身にふりかかるとも分からない今、生活を見直して、年収300万でも人生楽しめる自分をつくっておきたいのだ。実際、年収300万で今のアパートに住んで一人暮らしはムリだと思うけど、今の…

1月24日 気仙沼ニッティング物語

2、3ヶ月待って図書館から借りた、御手洗瑞子著『気仙沼ニッティング物語 いいものを編む会社』読了。いい本だった。泣くような本じゃないはずなのに、何度も涙を流しながら読んだ。私が今心の深いところから求めている働き方がつまっているからだろう。被災…

1月17日 東京タワー

昨日の「岩手わかすフェス」のミーティング、なかなかいい雰囲気だった。実行委員長の佐藤さんは、一関出身のまだ20代。広告代理店で働きながら、休みの日に岩手と東京をつなぐ活動をしているそうだ。去年、たまたま見つけて出かけて行った、「いわて時間」…

1月16日 仕事と人生

昨日は会社都合で辞めることになったウチダさんの最終日だった。リストラとはいえ、納得の上だし、辞めても生活には困らないし、次なる計画もあるようだからだろうか、涙は見せず、晴れやかな笑顔で去っていった。両手で抱えきれないほどの花束と、お世話に…

1月3日 新年の決意

カヤバコーヒーの窓際の席に座って書いている。東京はお正月休みで空気が澄んでいるせいか、ここへ来る道すがら、旅先の朝のような、新鮮な気持ちになれた。新年からこんな気持ちになれて、うれしい。 去年、結局日記あまり書けなかった。自分の気持ちを上手…

11月22日 心の自然

朝日新聞1面の鷲田清一さんのコラムで引用されていた、べてるの家のソーシャルワーカー、向井地さんの言葉が心に響いた。心の弱い人は、嘘をついてまで人を蹴落とすとか、自分を大きく見せようとふるまうと、病気のスイッチが入る。心の弱い人は、「人の心の…

10月25日 遠くて、親しい関係

昨日、静岡からいとこの雅子ちゃんが遊びにきて、姉と3人でいとこ会をした。この8月に、今会わなかったからもう会うこともないかも、と、今は教室で教えたりしながら、水彩画を描いているおじさんの個展を観に、静岡に行って再会したのがきっかけだ。実家暮…

9月23日 正直で、真面目

松浦弥太郎さんのトークを聴きに、代官山TSUTAYAに行ってきた。最近まで知らなかったが、松浦さん、この4月に「暮らしの手帖」をやめて、なんと、クックパッドに移っていたのだ。6、7年前だろうか、安田邸で往来堂企画のトークを聴いて以来の、松浦ファンだ。…

8月4日 ここはだれの場所?

東京都現代美術館の会田一家の騒動は、展示続行ということで落ち着いたようだ。先週の木曜日、町人のマスターと、「撤去される前に観とかなくちゃ」なんて話をしてたのに。今日の「JAM THE WORLD」で、事情通が、担当キュレーターと、上司である館長との確執…

8月2日 静岡へ、懐かしい人に会いに

おとといの金曜日、有給をとって、せいじ叔父さんの絵の個展をみに、日帰りで静岡に行ってきた。母の次兄である、叔父と会うのは、人生で3回目、30年ぶり。今会わなかったら、もう一生会うこともないかと思い、わざわざ新幹線に乗って会いに行ったのだ。会う…

7月28日 町を作るもの

石巻の一箱古本市から昨日帰ってきて、今日は有給をとって、部屋で一日中本を読みながらごろごろしていた。けっこう暑くて、体力消耗したみたいだ。4度目の石巻。もうすっかり、夏の年中行事。年に一度行くだけなのに、石巻の人たちはちゃんと覚えてくれてい…

7月20日 人生の断捨離

ついにパイプベッドを粗大ゴミに出した。ベッドの下の畳はいつもホコリをかぶっていたから、何度水拭きしても、白っぽさがとれない。風にあて、その上で暮らしを営めば、少しは生きかえってくるかな。しばらく、畳の上にじかに布団を敷く生活。夏にはこれも…

7月14日 ふるえる

ここ最近、Twitterから遠ざかっていて、情報はラジオと朝日新聞だったせいか、すっかり偏っていた。ふるえるデモ、とか、シールズのこと、今日まで知らなかったのだ。私としたことが!学生が安保法案改正に反対して、デモをしたりして頑張っているらしいとい…

7月11日 気分も晴れ

昨夜は町人で久しぶりにおじさんと飲んだ。すっかり常連の親分格のおじさんは、ほかの若い常連さんをたくさん紹介してくれて、深夜まで楽しく飲んだ。マスターやおじさんの人柄か、3代目町人はすっかり客筋のいい店になっていた。「結婚してる?人妻感漂って…

7月4日 捨てる私

ときどき無性に断捨離したくなる。なんか捨てるものないかなーと、部屋じゅうを見まわしてみる。心がとっ散らかってるからか、ここのとこずっとそんな気分に。で、見つけました。捨てるもの。かなりの大物。それは、ベッド。大学3年でそれまで暮らしてた学生…

7月4日 心身を整える

昨夜は湯島の道でIさんと飲んだ。湯島で会うのは久しぶり。カウンターに座ると、マスターが中村一義とかはっぴぃえんどをかけてくれた。松本隆と大瀧詠一の話をすると、「2人は仲悪かったんだよ」。多くの作品を残したから、仲良いだろうというのは、一面的…

7月2日 水中メガネ

松本隆トリビュートアルバムに入っている、草野マサムネが歌う「水中メガネ」がツボにハマり、リピートしてこればかり聴いている。いかにもスピッツな曲調で、前に聴いたことあるような、デジャブ感があるのに、歌詞は初めてふれた気がする。甘くて切ないの…

6月29日 不自由さに気づく

昨日の日曜日、いきつけの美容院にカットの予約を入れていた。土曜日に見た夏帆の前髪パッツンショートカットがあまりにチャーミングだったので、「どうしますか?」と聞かれ、「夏帆でおねがいします」とオーダー。商売上手で人間ができてる店長は、表情を…

6月28日 世の中の勉強

具体的には書かないけど、この1ケ月間ずっと心にひっかかっていたことが、「なーんだ、こんなオチ?」という結果に。ショックというより、自分のものの見方の甘さに、落ち込んでいる。32、3の頃、好きだった人にしみじみと言われたことを思い出す。「イクコ…

6月27日 居場所というもの

早稲田大学の正門前の高田牧舎でサトコさんと待ち合わせ。サトコさんの友達、イケガミさんも加わって、3人で早稲田の是枝監督の講義に潜り込んだ。まずは、20分ほどの「海街diary」のメイキング映像を視聴。映画の冒頭、父の葬儀に出席するため訪れた山形の…

6月21日 海街diary

昨日、ジュンコと「海街diary」を観た。「何かあったの?」とジュンコに言われるぐらい、最初から泣きっぱなしだった。でも、感動というのではない。父性のない、優しい世界に、ただただ甘えるような、そんな涙だった。映画に「父」は登場しなかった。登場す…

6月14日 清澄白河さんぽ

ヘナカラーのために清澄白河へ。13時の予約だったので、せっかく日曜日、今話題の清澄白河に行くのだから、なんか美味しいもの食べようかなと、ちょうど少し前に手に入れていた、清澄白河にある雑貨屋さんが発行した、地図つきのフリーペーパーでお店を探し…

6月13日 冷麺が恋しくて

今週は、仕事が忙しかったり(たんに雑務で)、部長に怒られたりして(私としては理不尽なことで)、辞めたいモードに。あーあ、いつまでこんなことしてるんだろう。銀行員しながら、自分らしく生きる、なんてぜったいムリ。今は割り切るしかないけど、残り…

6月8日 ちょっとした気づき

会社帰り、肉を買おうと、コシヅカハムによると、Fさんを見かけた。自意識過剰な私は、一瞬、気づかないふりをしようかなと思ったけど、ちょっと聞きたいこともあったので、「この間はどうも」と声をかけた。Fさんは、ちょっと照れたように、でも、丁寧な柔…

6月7日 心に不安がある夜は

よしもとばなな『鳥たち』読了。あまりに繊細で複雑な、至高の世界なので、おばさんになって図太くなった今の私の心に、言葉は沁みてこなかった。が、女の意地悪に対処する方法、とか、 才能についての考察、とか、今の日本でどんな風な心もちで生きていった…

6月6日 一箱本送り隊と私

木曜の夜、根津の海上海で、7月の石巻の一箱古本市にむけて、関係者の顔合わせ会があった。送り隊のメンバーはもちろん、今回企画イベントをやる、羽鳥書店の羽鳥さん、荒物屋松野屋の松野社長、イラストレーターのはとちゃんや、不忍ブックストリートのメン…