1月17日 東京タワー

昨日の「岩手わかすフェス」のミーティング、なかなかいい雰囲気だった。実行委員長の佐藤さんは、一関出身のまだ20代。広告代理店で働きながら、休みの日に岩手と東京をつなぐ活動をしているそうだ。去年、たまたま見つけて出かけて行った、「いわて時間」というイベントも仕切っていたけど、場を作るのが上手い。あれもひとつの才能だな。

学生から、社会人、主婦までさまざまな人が来ていた。岩手出身がほとんどだけど、親が岩手出身の人、震災を機にボランティアとしてかかわるようになった人など、他県の出身の方もちらほら。盛岡出身者は自己紹介のとき、「実家は岩山のふもとです」とか「盛岡駅の西口の裏です」 なんて、特定できそうなほど細かく紹介していて、ちょっと懐かしい気持ちに。個人情報保護なんてなかった昔はこうだったのにね。

岩手出身というと、それだけで初対面なのにあったかくつながれたりする。田舎があるって、ありがたいことだ。

「わかフェス」では、岩手の食マルシェコーナーもあるという。花巻人として、マルカンのソフトクリームも出展してほしい、と提案した。コップと箸も用意してね。でもあれはやっぱり、あの大食堂で食券買って食べてこそなのかも。濃厚で美味しいけど、ふつうのソフトクリームだから。

ミーティングの後、増上寺境内を歩いていると、猿回しをやっていた。ちょっと足を止めたつもりが、最後まで観てしまった。竹馬とかジャンプも目の当たりにすると、「おーっ」という感じなんだけど、観客に拍手を強要したり、足を骨折したフリをしたり、演技もひねりが効いていた。猿回しも進化してるんだね。昔はは反省しただけで、ウケてたのに。

増上寺へ夜に来たのは二度目。ライトアップされた東京タワーは圧倒的な存在感。でも、どこか懐かしい昭和の佇まい。今年はデートで登ってみたいな。