3月4日 曇り。春めいているものの寒い一日

昨夜、久しぶりにエスパに行った。カウンターでビール飲みながら、サトコさんと常連のおいちゃんと、なぜか「いくつから記憶あるか」という話になった。

「あたし、生まれる前から記憶があるの」

と、サトコさん。なになに、前世の記憶あるの!

「空の上にいて、どこに生まれようかなーって思って、
ここにしよーって、親んとこ選んで生まれてきたの」

それって、そのまま、みれいさんがワークショップで言ってたこと!
じゃあ、サトコさん、自分のダルマ(課題)も分かってるのかな?

「うん、あたしは、人に会うのがダルマ」

サトコさん、バーのママは天職なんだね。

みれいさんいわく、人は誰もこの世に自分のダルマをもって生まれてくる。
でも、育っていく過程の中で、思い込みとか罪悪感とか恐怖心とか
いろんなものを抱え込んでしまって、本来の自分の見失って、
着ぐるみ状態になってしまう。
着ぐるみ状態は、暑苦しくて、動きづらくて、本当の自分が分からない。
本当の自分、自分のダルマを見つけるヒントに気づかせてくれるのが、
ワークショップの目的のようだ。見つけるのはあくまで自分。

2回目を終えて、私にも変化が起きはじめている。

先週から、自分が企画したイベントのことで、胃が痛くなるような状態がつづいている。
投げ出したいような気持ちもあるけど、これは自分のダルマを見つめるために
試されてるのかな、とも思う。
長いこと着ぐるみ着て生きてきた私に、ダルマはそう簡単に見つかるもんじゃない。
がむしゃらにやって、かっこ悪いとこさらけ出して、着ぐるみ少しずつ脱いで、
初めて向こうからするりとたち現れてくるもんじゃないかと思う。

この間、象徴的な夢を見た。

私はふだん使っているらしい、薄暗い古い6畳1間にいる。
襖を開けると、となりには3間ほど広い和室がつづいていた。
襖を全部はずして、家具の配置も替えて、掃除もすると、
かなり居心地のいい部屋になりそう、と模様替えを始める。
窓を開けると、古い窓枠がついている。窓の外には人の往来もある。
お金がかかるけど、窓枠をはずして、眺めもよくしよう。

そんな夢だ。

昔ハマったユング心理学によると、部屋は心の象徴。
一部分しか使ってなかった自分の心をもっと広く快適に使って、
自分の可能性を広げようと、私の内面もようやく動き出してきたようだ。