3月15日 晴れ。寒い1日

計画停電なんて初めてのことで、東京全体がいつもの半分の明るさ。会社に出勤する人も少ないのか、町の活気もいつもの半分ぐらい。でも、こんぐらいでいいんじゃない?もう原発になんか頼らないで、別のエネルギーに替えて、新しく生まれた雇用を、被災して職を失った人たちに分けてあげるの。

地震はたいへんなことではあったけど、一体感が生まれて、もともと本当はもっているはずの、人とつながりたいという欲求が、東京全体を覆っていた白けた空気を破って、顕在化したような気もする。この機会に、日本がもっと人と人がつながれるような方向に、社会をデザインできたらいいのに。

石原都知事の「天罰発言」が話題になっている。言葉尻をつかまえてすぐに叩くのもどうかと思うけど、東京新聞に載っていた全文を読んでも、やっぱりいただけない発言だ。たしかに、うちみたいな外資系には「我欲」にとらわれた恥を知らない人間が多い。でも、被災に遭った方たちは、漁業などに従事する、日々賢明に汗を流して働いていた市井の人がほとんどだったと思う。なんで、いつもこういう発言するんだろうね。結局謝罪することになるのに。やっぱ、言わずにいれないんだね、作家としてかなんか知らないけど。

こういう人の再選、なんとか阻止できないだろうか。せっかく生まれた一体感を上手く使って、私も新しい社会のデザインに参加できるといいのだけど。