2月14日 曇りのち雨

冷えとりを始めて約1ヶ月たった。その間、朝と夜20分の半身浴、寝るときの靴下4枚履きと湯たんぽを1日もかかさなかった。平日会社に行く日なんて6時に起きて半身浴している。ギリギリの7時までベッドでウダウダしていた前の私からすると、それだけで大きな進歩だ。この寒い時期にできているんだから、春になるにつれてどんどん楽しくなっていくだろう。

冷えとりをすると、「心がどっしりと落ち着く」なんてことも言われている。そうかも?と思うことがあった。詳しくは書かないけど、先週会社で「ここは北朝鮮か?」ってことがあった。あまりのバカバカしさに、まわりには分からないように一日中涙ぐみながら仕事した。こういうことがあると、基本自分に自信がないから、「自分が間違ってるんじゃないか」と自己否定感にさいなまれてしまうんだけど、先週はちょっと違った。理解を示してくれる人がいたからかもしれないけど、「おかしいのは上司だ」「ここにいることは自分の幸せじゃないんじゃないか」と、いい意味で自分本位でとらえることができた。涙腺はあいかわらずだったけど、自分の中心だけはグラつかなかった。

そういえば、昨日母から電話があった。ある女医さんの講演会に行ったら、冷えとりの話をしたというのだ。「イクコが言ってたのだよね?」と母。「マクロビの次は冷えとり?イクコはまたヘンなのにハマってる〜」と家族の間では評判が良くなかったのだけど、母も一気に興味をもったみたいだ。卵は食べないほうがいい、とか、シーツも天然素材がいいらしい、とか、洗濯はやっぱ石けんだ、とか、エココンシャスな話題でひとしきり盛り上がった。最近勉強したことが披露できてちょっと得意。冷えとり仲間第1号は母だった。

今の時代もあいかわらずみんな「変わりたい」って思ってるんだろうか。「変わりたい」なら、半身浴とかモノを捨てるとか、まず身近なことから、だね。これが、冷えとりを始めて1ヶ月のいちばん強い実感だ。