1月30日 晴れのち曇り。底冷え

洗濯も途中のまま9時ギリギリに根津のふれあい館へ。トンブリンさんはもう来ていた。4月30日の一箱の打ち上げイベントのためのホールの予約は、3ヶ月前の今日受付なのだ。ゴールデンウィークの時期はイベントが多くて、3倍の確率。9時をまわると職員の方の合図で抽選は行われた。裏返したトランプのカード12枚がならべられ、いちばん大きい数のカードを引き当てた団体が当選というシステムだ。トンブリンさんにうながされ、まだぼんやりした頭のままカードを選んで裏返すと、キングのカード。最強カードで見事に当選。思わずガッツポーズ。私、もってるかも。毎年場所取りのためにこんな小さなドラマがくり返されてたんだね。

11月に図書館に予約した『日々ごはん⑫』がようやく借りられた。最終巻は人気だったようだ。それだけこの日記のファンがいたのだろう。「あとがき」に紹介されていた読者からのメールが泣けた。「高山さんのことばを読ませてもらっているだけなのに、自分も何か似たような気持ちをそこに見つけて、なんだか一緒に成長しているような気持ちにさせてもらっていました」。高山さんは料理家だし、けっして文章が上手いわけではないと思う。でも、何か人の心に寄り添うものがある。泣き虫で感動しぃだからだろうか。真摯さとか澄んだ心とか、言葉にすると気恥ずかしいものがやっぱり人の心に届くんだな、きっと。