12月8日 朝のうち雨、のち晴れ

腰を痛めてしまった。ぎっくり腰のように、何かの拍子に、というのではない。日曜日ぐらいから左腰に痛みを感じていて、体歪んでるな、と自覚はあった。久しぶりに整体に行かないと思っていたけど、月曜日の夜は会社のクリスマスパーティでダーツなんかしちゃって余裕をかましていた。が、その夜深夜3時に腰の痛みで目が覚めた。それからは、痛くて仰向けでは寝れないし、横向きでもしばらくすると痛みが走る。ほとんど一睡もせずに起きると、今度は立ってるのもツラくて、背中を伸ばすことができない。30度ぐらい前かがみの姿勢で、小さな歩幅でいつもの倍ぐらいの時間をかけて出勤した。かなりあやしい人だった。会社ではくしゃみをするたび、卓上の大き目のホチキスをするたびに、腰に激痛が走った。

会社帰り、水曜日の予約を一日早めて、赤坂の元気堂で治療を受けたきた。担当してくれた副店長の女性は、背骨をさわっただけで、どこに歪みがあって、どんなメカニズムで左腰の痛みにつながっているか説明してくれた。1時間の治療を受けると、さすがだね、手わざだけの治療なのに、ほぼ一日ぶりに背中をまっすぐに伸ばすことができた。車椅子を下りて初めて歩いたクララの気分だった。できるだけ患部を冷やす、2、3日は拭き掃除のような横の動きはしない、などのアドバイスを受けた。

これまで腰痛とは無縁の人生だったけど、腰痛もちのツラさが初めて分かった。こんなんだったらもう飲みにも行けない、と思って真っ暗になった。

ぎっくり腰経験者は会社にもけっこういて、ちょっと話題になったけど、保険のきく整骨院なんかに行くと、腰に機械をはめて治療を受けるらしい。私はちょっと高くついても、明るい感じのいいスタッフがいて、高濃度酸素で満たされていて、治療後頭爽快になるというオマケつきの元気堂みたいな整体がいいなと思った。

湿布の効果などもあって、時間とともに症状はだいぶ和らいできて、完全に痛みはとれないものの、今日はかなり普通に歩けるようになった。それだけでうれしくて、ランチのあと天気もいいし日枝神社にお参りに行った。台湾に旅行に行くと、台湾人の信仰心の篤さに驚かされていたけど、日本人だってなかなかどうして。神社の本殿の前の階段の下でお参りの順番を待っているとき、前で祈っている人たちを見ながらちょっとじんとした。病気にはサインがあるというけど、これもそのひとつかな。