10月22日 曇り

私が人を好きになるとき、その人の何かに対する思いを好きになる、ということに気づいた。具体的にいうと、その人が小説家なら、その人が描こうとしている世界に対する思い、その理想の世界に少しでも近づこうともがいている思い、なんかだ。そういう狂おしい思いをもっている人が好き、と言ったほうが分かりやすいか。

なんで今気づいたかっていうと、最近ちょっと気に入る文章を書いている人見つけたから。どうしよう好きになってしまいそう。好きになってもどうにもなんない人なのに。

でも、こういう気持ちを久しぶりに思い出せただけで、オーケーだ。ちょっと苦しいけど、こういう気持ちこそが、私にとって恋で、私を成長させてくれる数少ないものだからだ。