10月21日 一日中降ったり、止んだり

10時頃起床。昨夜も飲んだせいか、またも早起き失敗。コーヒーと柿で朝食。休暇も残り少なくなってきたので、ちょっと焦ってきた。

往来堂に注文していた「2010南アフリカワールドカップ体感マガジン」が入荷したとメールがあったので、取りに行った。あるたいの常連のサッカーライターのアキモトさんが編集したムック本だ。オールカラーでずっしりと重いのに、790円という安さ。値段設定を間違えたと、版元でも会議の議題にのぼっているらしい。

なぜ、今頃ワールドカップか。台湾へ行ったとき、中国語が分からないので、ホテルの部屋ではもっぱらBBCとかCNNをかけていたんだけど、うちの会社が今年からスポンサーをしているイギリスのクラブチームのニュースとか、開催地招致をめぐるスキャンダルとかをやっていて、あらためてサッカーはグローバルなスポーツなんだなあと感じて、海外の事情を伝えるメディアと普段ほとんど接触のない私でも、サッカーをとおしてなら多少世界を身近に感じられるかなと思ったとから、というのは優等生的な理由で、会社の後輩クンが最近ヨハネスブルグに駐在になって南アフリカの事情に興味がわいてきた、とか、サッカーの話題でつながれる人もいるかな、とかいろんな理由がある。

ワールドカップとかオリンピックの試合は、日本を応援する気持ちがあるので観てきたけど、私はアンチサッカーのポジションでよしとしてきた。Jリーグが始まった頃、私はまだ若いOLで、昨日までサッカーのサの字も言ってなかった人が、ほっぺたにペイントして、ハイタッチをして盛り上がっている姿を見て、反感を覚えたのが始まりだ。ワールドカップのたびにニュースで伝えられるサポーターの暴走にも違和感を感じてきた。欧米の真似っこしてるだけでしょ。日本には欧米のような酷薄な現実はないのに、と。

が、ここへきて転向。ま、本物のファンになるかは分からないけど。

村上龍が日本がワールドカップに出場する前からサッカー観戦で世界中をまわっていたことを思い出して、図書館で観戦リポートの本を予約した。そういえば、村上龍リーマンショックのずっと前から経済のことを書いていた。世界を知っている人には当然のことなのか。

夕飯は、冷蔵庫の食材を使い切ることを最優先課題に、肉じゃが、にら玉子、カブの蒸し焼きにした。

今日、朝からちゃんと言葉をかわしたのは、ほうろうの宮地夫婦だけ。精神衛生上よくないので、これからあるいたいに出かけるとするか。