5月5日 こどもと人生

府中に住んでいる姉が、昨日から泊まりがけで遊びにきて、帰っていった。

ミッフィー展を観てきたという姉と、15時に上野駅で待ち合わせ。多慶屋セレクトでコスメを見たり、ユザワヤで刺繍の道具を買ったり、多慶屋本店では柳宗理の大きなボウルを買った。

この間二人できて気に入った大統領へふたたび。20分ぐらい並んで入店。 桜ユッケ、鰯のお刺身、タコの韓国キムチを肴に、まだ明るいうちからビール!至福のとき。お客さんがみな、リラックスして幸せそうに見えた。

1年間の就活をへて最近就職した姉のダンナは、無職中にBMW をなんとか手放したものの、また車を買ったそうだ。フォルクスワーゲンゴルフ!私より年収少ないくせに。姉いわく「田舎の人は仕方ないの」。頭が田舎すぎるよ、お義兄さん。

車って男の人の価値観が大きく別れるところだ。私は「車、興味ないんだよね」という人が好き。

「老後、どうすんの」と姉。姉は46で再婚。こどもはいない。私たちの実家に住むのが夢なんだそうだ。それ、夢か。

上野公園をとおって、赤札堂でおつまみを買ったりしながら、家へ帰り、人が集まる特別なときしか飲まない、タケダワイナリーのサンスフルで飲み直し。うっかりベッドに横になったら、そのまま朝まで寝てしまった。

小豆入り玄米のおにぎりとキャベツとジャガイモのスープで朝食。食後は、コーヒーとキウイ。帰る姉と一緒に家を出て、本郷図書館で朝日新聞の世界卓球の記事をまとめ読み。たまに朝日を読むと、誌面が洗練されていると感じる。旬の作家もたくさん書いている。たまには読もう。

昨日人ごみの中を歩いたせいか、今日の団子坂は静かに感じる。いつもは行かない向ヶ丘のほうへ散歩に出かけたり、アン・サリー聴きながら、毛布を洗濯したり、おととい買った本を読んだりしてすごした。


午後、甘いものが食べたくなって、荻埜へ。今日はこどもの日。柏餅をたくさん売っていた。みそあんと粒あんを一つずつ。季節感のある和菓子っていいよね。

最近気づいたことだけど、こどもを産むことに捉われなくなると、結婚も自由に考えられる。「自分もいつかはこどもを産むもの」という刷り込みが、私を「人並み」に捉われさせていたし、年齢を重ねることを卑屈に思わせていた。

高齢出産といわれる35才から、私は年を隠すようになっていた。40をすぎてから好きになった人と、こどものことで結婚できないかも、と何も始まってないうちから不安になったこともある。

今47だけど(カミングアウト!)、私はまだまだモテるし(自己暗示です)、自由なのだ(アファーメーションです)。

相手は、すごく年上でも、すごく年下でも(ユキさんはやたらと年下をすすめてたなあ)、どんな職業で、どこに住んでいる人だって、オーケーだ。

日々の暮らしを大事にできて、生きててよかった!そう思える瞬間が少しでも多い人生を、一緒に歩んでいける人と結婚したいと思う。