10月3日 晴れ

8時起床。気分が落ちている。昨夜のせいだろう。

あるたいに飲みに言ったら、昨日はちょうどバイトのしーちゃんの誕生日で、奥のテーブル席でパーティが開かれていたのだ。結婚してもうすぐ1年のご主人と近所の仲良しのカップル数組が集まって、大きな花束や手作りのプレゼントを渡して、ギターの生伴奏でみんなで「Happy Birthday」を歌ったりしていたのだ。

私は次の誕生日、あんな風に愛する人たちに祝ってもらえるだろうか…。
カウンターでの顔なじみの常連さんたちとの会話もいまいち盛り上がらなくて、でも、結局エビスを3本飲んで、パッとしない気分のまま帰ってきたのだ。

テレビだけつけて、「サンデーモーニング」をぼんやり観ながら、しばらくベッドの中でウダウダしていたけど、いつまでもこうしてられない、となんとか起きて、朝食を食べた。メニューは、ベーコンエッグ、ほうれん草のバター炒め、わかめと油揚げの味噌汁、ごはん、きゅうりのぬか漬け。

洗濯機を回しながら、今度の土曜日の一箱古本市に出す本の値段つけをした。業者じゃないから、割安感を出したいのだけど、私はどうも商売っ気が出てしまう。古本屋で100円買った本でも、桐野夏生だから300円で売れるかな、とか。

谷中珈琲が今日まで20%オフなので、豆を買いに出かける。ペルー産の有機農法の豆を選ぶと、焙煎に1時間かかるという。大塚愛の「桃の花ビラ」を借りようと思っていたことを思い出したので、時間つぶしもかねて西日暮里のTSUTAYAに行くことにした。

「すいか」は何度も観ているのに、主題歌が大塚愛だということに、この間初めて気づいた。iPodに入れて、通勤電車でくり返し聴いて、カラオケでも歌ってみようかなと思ったのだ。

大塚愛のコーナーで、ジャケットを見たり、歌のタイトルを眺めていたら、ちょっと恥ずかしくなって、借りるのは止めにした。「妄想チョップ」とか、この人、いったい何をめざしているのか。ハンバートハンバートの「道はつづく」というCDを見つけたので、こっちを借りた。

帰りは信天翁によって、100円コーナーで寺門琢己の『骨盤教室』を買った。最近ちょうど、やっぱ骨盤かな、と思ってたのだ。

お昼には、昨日の残りのミネストローネとなしを食べた。

午後は、「道はつづく」をかけっぱなしにしながら、『日々ごはん』や本棚からひっぱり出した『われに5月を』読んだり、それにもあきたらベッドに横になったりして、気ままに過ごした。

「道はつづく」は、テンション下がった今の気分にちょうど良かった。透明感があって優しいんだけど、感傷過多じゃないので、これ以上落ちないで、平衡を保っていられた。落ちるだけ落ちてウミを出しちゃったほうがよかったのかもしれないけど。

夕飯は、納豆チャーハン、蓮根の甘酢づけ、きゅうりのぬか漬けを食べた。

落ちているのに、3食ちゃんと食べた自分で、今日はよしとしよう。